「手はかけられんけど、ちゃんと食べたい、食べさせた〜い」
縮小保育がはじまって一週間が過ぎました。
園では、今週から“オンライン朝の会”というものをはじめました。
平日の毎朝10分間、家庭保育中の親子と園のスタッフをウェブでつないでコミュニケーションをとる試みです。
自宅でパパ・ママと一緒にいる子どもたちは、
園にいるときよりもちょっと甘えん坊な態度。
そして、とってもリラックスしている表情♥
子どもたちの今の様子を知ることができて、
私たち“が”ホッとしています。
親子を安心させたくてはじめた朝の会なのにねー。
みなさん、ご参加ありがとうございます!
保育園ですから、子どもと一緒にいるパパ・ママは、在宅ワーク中の方がほとんどです。
そんなママのひとりから、「ポニさ〜ん!超時短・カンタンのごはんを教えてくださ〜い!!」と画面越しに切望されました。
ですよね〜。
私も同じ在宅ワーク中の身です。給食ブログのネタとして午前中に料理をする時間は確保するようにしているけれど、会議が重なったり、思わず作業が長引いたときは、ブログネタとか気にしていられません。
急いで料理したくとも、「ごはん〜」とまとわりつく子どもに動線を遮られ、調理することもままならない(汗)。
そして、簡単につくりたいっちゃけど、野菜の量とか、体にやさしく〜とか気になっちゃう親心と給食員のプライド…。
そういうときに冷蔵庫にあると助かる、私のたった一つの常備菜を紹介します。
<材料>
・きのこ
・タマネギ
・人参
・海水塩
<必要な道具>
・包丁
・ぴっちり蓋が閉まる鍋
きのこは、エノキ、シメジ、椎茸、舞茸など、好きなものを。一種類でも、数種類でもいいです。
私がよく使うのは、エノキと椎茸。
エノキはきのこ嫌いの息子でも食べられるし、薬膳としては“肺を潤す”力があるので、風邪対策としてよく使います(給食にもほぼ毎日使っています)。そして、椎茸、とくにドンコ椎茸は、“気を補う”力が強い薬膳代表食材。コロナウィルスの邪気を寄せつけたくないこの時期は、ぜひ毎日の食事に加えたいところ。
ところが〜、ばーちゃんが朝の味噌汁にわが家の椎茸を全部使ってしまっていたので、今日の写真のきのこはエノキのみでーす。
切って、重ねて、弱火にかけるだけ。実働10分!の常備菜
食材をそれぞれ同じくらいのサイズにカットして、鍋にきのこ・タマネギ・人参の順に重ね入れ、フタをします。
そうそう。鍋底と人参の上にパラパラッと塩を振るのを忘れずに。これは、味つけというよりも、食材から水分を引き出すための塩です。分量は上下ひとつまみずつくらいかな〜。
あとは超弱火にかけて、人参のあま〜い匂いが漂いだしたら完成。鍋のフタがやっと閉じるくらいのボリュームだった食材が、しっとりと半分くらいに減っています。
鍋を火にかける時間は30分くらい。その間ほかのことができるので、実際にかかる作業は材料を刻む5〜10分くらいのもんです。
この料理は「重ね煮」といいます。これだけを小さく刻んで離乳食にできるし、汁物・和え物・メインディッシュにアレンジもしやすい常備菜です。
私は、息子の離乳食に困ったときに、重ね煮研究家の方の講座に参加したり、その方から学んだママ友から教えてもらったりして知りました。食材が持つ陰陽のバランスを調和する調理法で、切り方、重ねる順番、使う道具に規則(法則?みたいなもの)があります…が…
あれから8年〜。
学んだことで守っているのは、基本の食材と重ねる順番だけとなってしまいましたm(_ _)m。
それでも、わが家の食卓を助け、私の親心を支えてくれる大切な一品として時々つくっています。
今日のわが家のお昼ごはんは、ハピネス献立表通りの「けんちん丼」。重ね煮を使ってつくりました。
娘に手伝いもしてもらいながら、10分ちょっとでできたかな。
長くなっちゃったので、「けんちん丼」のレシピはまた別投稿にします。
在宅ワーク&家庭保育中のパパ・ママ・子どもたち〜。
しっかり食べて、元気に毎日を過ごしてくださ〜い!!
平尾ビレッジ ポニ
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