4月21日に投稿した「重ね煮」を使えば、在宅ワーク中の子どもごはんの仕度がグッと楽になります。
今日紹介する給食は、「けんちん丼」(4/21の献立より)。
重ね煮があれば、包丁すら必要ありませ〜ん。
<材料>
・重ね煮…4月21日の投稿より
・厚揚げ(または、木綿豆腐)
・糸こんにゃく(アク抜きしたものを、ハサミで適当に短く切る)
・鰹節
・青みの野菜(わが家はニラと人参の葉っぱを使いました)
・ごはん
<調味料>
・ごま油
・醤油
<作り方>
① フライパンに胡麻油を熱し、糸こんにゃくと手でほぐした厚揚げを入れて炒める。ホロホロっとなったら、重ね煮、鰹節を入れてさらに炒め、醤油で味を整える
② ごはんの上に①をのせて、できあがり〜
簡単でしょ! 重ね煮は、玉ネギと人参の甘みがしっかりと出るので、調味料での甘みをほぼ使わずにできます。小さな子ども向けに調味料を使わずにつくったものを食卓に出し、大人は醤油をちょっとたらしながら食べるといいですね。
けんちん丼には、ほかの野菜やヒジキ、ミンチ、ツナなんかを足せば、どんどん食べごたえを増すことができます。
ほんと〜にチャチャッとつくりたいときは、糸こんにゃくもいらない。厚揚げと重ね煮を炒めあわせるだけでいい!
もっと、も〜っと簡単にしたいときは、手でザッと水気を絞った木綿豆腐と重ね煮を混ぜるだけでいい! 火すら不要!! そういう一品です。
ただし、薬膳としては、子どもの脾気(食物を体に栄養として取り込む働き)を守るためには、火を入れたあたたかい料理を食べさせてあげたいところです。
鍋で材料をあわせるときに、水(または出汁)をたっぷり加えて、少しのみりんでコクを足せば「けんちん汁」、それにうどんを入れて煮れば「けんちんうどん」にもなりますよ。
ところで、「けんちん」ってなんでしょう? ネットで調べたら、中国の普茶料理に由来するとか、古いお寺の名前が訛ったものとか出てきますが、結果はっきりとした由来も意味もわからないそう。ただ、古くから日本全国に似たような呼び名の料理があり、そのどれもが身近な根菜と豆腐を炒め煮にしたもののようです。
文献にも残らないくらい当たり前の日本の家庭料理なんですね。
こういう料理こそ、日本人の体の基礎をしっかりと調えてくれるんだと思います。
けんちん丼は簡単で、見た目地味やけど、栄養満点や“けん”、“ち”ゃ〜“ん”と食べてね〜m(_ _)m
平尾ビレッジ ポニ
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