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ポニ家の薬膳〜肺を潤す〜

白い食材で肺の潤いをキープ!

先日、薬膳アカデミアの和田先生のzoom講座を受講しました。
テーマは、やっぱり「コロナウィルス」。
そのなかで、小児の中医学的治法と予防薬膳のこともお話がありました。

私はハピネス保育園の給食員ですし、家には3歳児と7歳児がいます。
ですので、とても興味深い内容でした。


コロナウィルス感染症にかかった体の状態を、中医学では「湿毒閉肺(しつどくへいはい)」と表現します。

中医学に知識がなくても、漢字を見たらなんとなく伝わりますよね。
ドロドロベタベタしたもの(湿)が毒を含んで、肺の出入り口や通路を塞いで動きを止めてしまう(閉)状態。
想像しただけで息苦しい…。

じゃあ、湿毒閉肺にならないためにはどうしたらいいか?
ドロドロベタベタしたものが溜まらないようにして、
肺の通路を常にきれいに、動きを止めない生活をすればいいのです。


肺の状態は鼻に通じますから、しっかりと鼻呼吸をして、息切れしない程度の活動をする。
食事はドロドロベタベタしたものを摂らない、摂りすぎない。
ドロドロベタベタした食べもの…砂糖たっぷりのもの、脂っこいものです。
(あと、私の大好きなお酒も、湿を生みやすい食材なんです…*´ω`*)


肺に湿を溜めてはいけないけれど、潤し続けることは必要です。
泥が溜まった水路を掃除するときに、きれいな水をジャーっと流すイメージ。
きれいな水が流れている水路には、ヘドロは溜まらないですもんね。
きれいな水で潤っている肺には、病邪が留まりにくくなります。

肺を潤す食材で、家庭でも取り入れやすいものは、
「エノキ」「レンコン」「山芋」「豆腐」のような白くて、みずみずしい食材です。

今からわざわざ買い物に出かけなくても、すでに冷蔵庫にあるものもありませんか? それそれ!
ハピネスの給食には、「エノキ」は毎日、「豆腐」「豆乳」も欠かせない食材です。

つくる人の”気”を込める(-ω☆)

中医学薬膳が大切にしていることの一つに、「すべては”気”でできている」という教えがあります。
物事を形づくるのは”気”、動かすのは”気”、存在させるのは"気”。日本でも昔から「病は気から」って言いますね。


なので、今日から豆腐をみそ汁に入れるとき、「このお豆腐が家族の肺を潤してくれるよ〜。だから、わが家は大丈夫!」と”気”も一緒に込めれば、そのみそ汁は立派な薬膳料理になりま〜す。

おまじないみたいやけどね。
お金もかからんし、外出しなくてもできる、わが家の薬膳です。