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柏もちもどき

端午の節句に食べる「柏もち」。
家にいる時間がたっぷりある今年は、手づくりしてもいいですね。
柏の葉っぱはすぐに手に入りにくくとも、
おもちの部分だけだったら簡単な材料で、20分くらいでできあがります。

<材料>
・上新粉…120g
・市販のあんこ…120g
・熱湯…120cc

<つくり方>
① 上新粉に熱湯を注いで、箸で混ぜる。ポロポロになったら、次は手でなめらかになるまでしっかりこねる
② ①のもち生地を4〜5等分にして、蒸し器で10分蒸す
③ あんこを10gずつに分けて丸めておく
④ ②をボウル、またはすり鉢に移し、熱いうちにしっかりつく。10〜12等分に丸めて、平たくのばし、あんこを包む〜完成♪〜

<ポニ家ポイント>
□最初に生地をこねるときは、少し熱いので注意してください。子どもには、粗熱がとれた段階でバトンタッチするのがいいです
□生地を蒸すときは、蓋つきの鍋とその口径にちょうどいい金ザルを重ねて蒸し器の代用にしました。大きな蒸し器を出すのがめんどうなときに、わが家ではよくこうします
□④では、オーブンシートを重ねた上からすりこぎでつきました。生地がベタベタくっついてこないので、3歳のわが子もペッタン、ペッタン楽しくつくことができました
□④のもち生地を平たくするときも、オーブンシートではさんでからのばすと、ベタベタ手につかずにやりやすいです
□うるち米が原材料の上新粉は歯切れがよくて、普通食の子どもなら食べやすいです。とはいっても、丸呑みすると喉に詰まるので、食べるときは気をつけてくださいね

端午の節句に「柏もち」を食べるのは、なんでかな?

端午の節句に柏もちを食べるようになったのは、江戸時代の頃からだそう。
柏は古い葉と新しい葉が絶え間なく入れ替わりながら繁っていくことから、
子孫繁栄を象徴する縁起のいい植物として使われています。
葉っぱが大きいので、昔はお皿や包むものとして生活に馴染んでいたのでしょうね。

柏の木は日本全国に分布しています。
でも、私、ちゃんと見たことがないんですよ〜。
製菓用に販売されている葉っぱがあるけれど、
どうせ食べるときにはいでしまうものやしな〜と思って
今年はわが家の庭にある若葉で代用してみました。

写真の右上から順に、栗・三つ葉・ユキノシタ・ヤブツバキ。
勝手に縁起をこじつけるなら、
栗は勝負運や金運を上げると言われるし(実がね)、
繁殖力がものすごい三つ葉とユキノシタは、柏と同様に子孫繁栄と言ってもいいんじゃない。
咲いた形のまま落ちるヤブツバキの花は、縁起が悪いと言われているけれど…
この季節に出てきたばかりの若葉はツヤツヤ輝いていて、生命力がみなぎっています。
子どもの力強い成長を願うには、ぴったりではないでしょうか。
(植物には食用にすると毒があるものもありますので、よく調べてください)

庭の植物ではなくとも、小松菜や春菊の葉っぱを巻いたりしても
雰囲気は楽しめますよ。