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平尾・6月5日(金)の昼ごはん

<献立>
○ハピネスカレー(キーマ)
○コールスローサラダ
○ホウレン草と切り干し大根のスープ

給食のおかわりをするときの園でのルールは、
「全部のお皿をピカピカにしてから、おかわりをもらいにくる」。

ハピネスカレーの日は、みんな、カレーのおかわりをめざして
いつも以上にしっかり食べてくれます(・∀・)

あるとき、1歳半の子がカレーのおかわりに立ったところを見ていました。
その子は0歳の離乳食のときから食欲旺盛で、好き嫌いも少ない子です。
1歳を過ぎてIC(1〜2歳児コーナー)に移行後は、おかわりの常連メンバーです。

ところが、その日は、配膳台のそばでカレーのおかわりをもらえずに、口をへの字に曲げていました。
スープも、副菜も、カレーもピカピカなのに、カレーがかかっていなかった部分のごはんが残っているので、おかわりができない様子。
「ごはんも全部食べてからおかわりにおいでね」と大人が声をかけていますが、その子は頑として配膳台のそばを離れません。
「○○ちゃん、ごはんと一緒にカレーを食べたいのかな。あ、お皿の端っこにまだカレーがちょっとあるよ」と、大人がお皿に残ったごはんとカレーを寄せてあげたら、一旦席に戻って、きれいにピカピカにして、やっとおかわりにありつけました。

そして、その日は、そういうやり取りをしている子が何人もいたのですよ。
ごはんだけが残っていて、なかなかおかわりにいけない〜と困り顔をしている子が。

(今日は、おかわりがなかなか進まないな。なんでかなー)と考えたところ
カレーの盛りつけに答えがありました。
最初に大人が盛りつけるときに、お皿の半分にカレー・半分にライスがくるような、いかにも「カレーライス🍛」の盛り方をしていました。
(ブログの過去のカレーライス写真も、大体そうなっています)
でも、そういう盛り方は、スプーンが自在に使いにくい年頃の子にはバランスよく食べにくく、どうしてもカレーの部分ばかり先に食べてしまって、ライスだけが残りがちになってしまうようです。
家でだったら追いカレーをしてあげればいいのかもしれませんが、
保育園ではおかわりのルールがあるのでそうもいかず、
大人「ごはんが残っているよ」→子ども「エ〜ッ!オカワリ ダメ ナノ…ショボン⤵」というやり取りが連発していたのです。

なので、今週はカレーゾーンとライスゾーンが分かれない「カレー真ん中のせ」スタイルにしてみたところ
みんな一回でお皿をピカピカにできて、大人との交渉のストレスなく、おかわりも進んでいました♪

子どもの発達に合ったちょっとした盛りつけの工夫で
食事の進みもスムーズになるし
「きれいに食べられた」という子どもの満足感も引き出せるのだなと
考えさせられた給食の一コマでした。

平尾ビレッジ ポニ