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平尾・6月10日(水)のお昼ごはん

<献立>
○和風スパゲッティ(エノキ、シメジ、椎茸、玉ネギ、キャベツ)
○蒸し野菜・みそバーニャカウダー風(ブロッコリー、カボチャ、人参)
○スープ(玉ネギ、トウモロコシ、小松菜)

半年ほど前、おしゃべりが上手になってきた園児さんが、私にそっと声をかけてきました。
「ポニサン…○○ネ…スープ ノ キノコ ニガテナノ…」。

私が用意するレシピには、ほぼ毎日きのこが入っています。
きのこは成長のエネルギーが凝縮している薬膳食材で、病気から体を守ってくれたり、病気になったりケガをしたりしてしまっても回復力を上げてくれるとされる食材だから。
(あと、個人的に大好きな食材だから…(*´∀`*))
ただ、きのこは好き嫌いが大きく分かれる食材だというのも理解しているので、
「きのこそのものを食べなくても、きのこの力が染み出したスープを食べていればみんなの体は大丈夫!」と私は思っているのです。
なので、「あとひと具材欲しいな〜」というときは、きのこを追加することにしています。

でもね、こっそり打ち明けてくれたその子の声。
これがすごく大事なんです。
薬膳が効能を発揮するためには「食べる人が受け入れる気がある」っていうのも大事。
どんなにきのこが薬効高い食材でも、その子の心身には今まで届いてなかったんです…

その声を聞いてから、たまにはきのこを入れない汁物レシピにしたり、合わせる食材を変えてみたり、コッソリと気にかけておりました。
そうしたら、最近、食卓につく保育スタッフから「○○ちゃん、今日はきのこを一口食べてました!」という報告がくるようになり、
今日は「○○ちゃん、スパゲッティに入っているきのこを全部食べてました〜!」と。
食卓につくスタッフから聞いたところによると、とくに大人から勧められる前にジーッと椎茸のスライスを見つめて、
自分からパクっと食べたようです。

私の気を受け止めてくれたのかもな〜。ありがとう!
明日ももっとおいしくつくるね!