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ハピネスの離乳食

ブログで日々投稿している給食の写真は、1〜2歳の普通食の子どもたちのごはんです。
ハピネスは0歳〜の園なので、もちろん離乳食も毎日用意しています。
0歳児さんの食事の写真はなかなか撮るタイミングがなく、
普通食に比べて見た目が素朴過ぎるというのもあって、投稿できていませんm(_ _)m
でも、離乳食のときこそ「うちの子園で何食べているの?」と気になりますよね〜。
自分の子育てを振り返れば、絶対そう思います。第一子のときは、とくに。

今回は、離乳食の一部を紹介させていただきます。

<離乳食①>
これは、10カ月の子が食べている離乳食です。
○5倍粥
○煮物(5ミリ角豆腐、刻みしらす、刻みキャベツ、皮なし角切りカボチャ、鰹節/ごく少量の塩)
○清汁(昆布・椎茸をベースに煮物をつくった煮汁/ごく少量の醤油)
清汁に野菜の甘味としらすの風味がじんわりと出ています。

<離乳食②>
こちらは、7カ月と9カ月の子が食べている離乳食です。
○10倍粥
○煮物(つぶしカボチャ、刻みキャベツ、5ミリ角切り豆腐/味つけなし)
○清汁(昆布・干し椎茸をベースに煮物の煮汁/ごくごく少量の塩)
お粥は粒は残していますが、口に入れるとほろっとなるくらいにやわらかく炊いています。

 

①と②、ほとんど同じですけど、微妙に違うの、わかりますかね〜?
調理した本人が、「あれ、どっちがどっちの写真だ?」って思っちゃった💦
①の方が全体的に食材の形を残していたり、刻みが荒かったりするのと、動物性の食材を使っています。
②は、離乳食をはじめてひと月くらいの子と、入園したての緊張が強い子が食べるので、①よりやわらかく、形状も小さいです。味つけもほとんどしていません。
①も②も写真の状態のものを保育室に運んだ後、食事の介助をする保育士が、子どもの食べ方を見ながらお皿に取り分けたり、形状を変えたりしています。

園では、基本的に月齢で離乳食の進みを区切りません。
その子の食べる意欲、口の動き、体の姿勢と動き、家庭での食の進み、そのほかいろいろを観察しながら離乳食を用意しています。

何より一番大切にしているのは、家庭でのごはんを用意している保護者さんとの会話です。
子どもの成長のベースはやっぱり家庭なので、園のごはんだけでは子どもは成長できません。
その子に私たちがごはんをつくることができるのは、長くても三年間ですしね。

開園したての頃は、「私のごはんで子どもたちを育てるゾ〜ッ!」と力んでいた気がします。
今は、「家のごはんを楽しみながら健康に育ってほしい」という気持ちのほうが大きくなってきました。
だからこそ、保護者さんとの会話のなかからその子が興味をもつ調理のヒントを見つけたり、困っていることの解決法を一緒に探ったりすることを大切にしています。

離乳食づくりは、調理はシンプルですが、なかなか難しい。そして、大切で、楽しいお仕事です。

平尾ビレッジ ポニ🍙